家を建ててから数年が経つと、家族構成やライフスタイル、趣味や嗜好が新築当初とは変わっているものです。
また、それに伴って、「模様替えをしたい!」「リフォームをしたい!」という気持ちになるケースも多いかと思います。
幹工務店では、お客様のそんな願いを叶えるべく、これまでに多様多彩なリフォームを承ってきました。
今回ご紹介するのもその一例です。
リフォームの舞台となったのは、築8年の軽量鉄骨の2階建てのお宅です。大きな吹き抜けのあるリビングに手を加えて、「遊べるリビング」に一新しました。
【浜松市浜北区 Y様邸の部分リフォーム事例】
■リフォームを希望したきっかけ
Yさんご一家は、ご夫婦と二人のお子様の4人暮らし。家を建ててから8年になります。家族の暮らしの中心は、大きな吹き抜けのLDK。明るく広々とした空間は過ごしやすく、家族の団らんにふさわしい場所でした。
ところが昨今、遊びざかりの子どもたちに加えて、ご主人も体力作りに目覚めたことから、吹き抜けのリビングに手を加え、アクティブに体を動かせる空間にしようということになり、部分リフォームを計画し始めました。
■幹工務店をお選びいただいた理由
最初は他社にも相談されたそうですが、難色を示されたようで、当社に声をかけていただけました。実は以前、私がリフォームを担当した会社に奥様がお勤めだったとのことで、当社のことはその頃からご存知だったそうです。また、当社のホームページの施工事例で、ブランコやボルダリング、ネットなどを取り付けた事例をご覧になり、「こんなふうにできるんだな」と興味を持たれたとのことでした。
■リフォームの内容
LDKは18畳の広さで、柱と柱の間は2間(350cm)あります。続き間の和室も合わせると24畳に至り、スペースには十分に余裕がありました。
最初は、リビングに「雲梯(うんてい)」を設けたいというのがご主人の希望でした。その後、吹き抜けにアスレチックのようなネットを張ることも検討しましたが、結果的に落ち着いたのが、リビングにブランコや綱登りなどの遊具を吊るせる梁を設けることです。
ひと口に梁を設けるといっても、遊具を吊るして人が遊べるようにするには、しっかりと強度を確保しないと不安が残ります。しかし、もともとあった梁だけでは強度を取れないため、壁の両側に新たに柱を設け、柱と梁を門型に組むことにしました。
梁には強度が高くて狂いの少ない集成材を用いました。そして、梁には当社とお付き合いのあるマスダテクノさんの協力で、遊具をぶら下げるフックをつけてもらいました。粉体塗装を施したカラフルなフックが遊び心をくすぐります。
マスダテクノさんの製作物についてはブログやYouTubeでご紹介していますので、そちらもご参考ください。
https://www.miki1972.jp/blog/the-passion-for-manufacturing-is-amazing-introducing-masuda-techno-a-cooperating-company-that-handles-iron-products-etc/
■リフォーム後の様子と感想
工期は準備に1日、工事に1日で、計2日かかりました。
完成後には、さっそくブランコと円盤型ブランコ、綱登りを取り付けて、「遊べるリビング」が完成!
当社のスタッフ・金井も円盤型ブランコの乗り心地にご満悦です。
遊べるリビングが完成して一番喜んだのは、お子様かと思いきや、実はご主人だったそう。
もともとリフォームを強く希望し、完成を誰よりに楽しみにしていたのもご主人だったと後からお聞きし、思わず笑みがこぼれました。
家は建てたら終わりではなく、家族の変化に応じて手を加えていくと、いっそう満足度の高い暮らしができます。
Yさんのお宅でも、こうしてリビングに手を加えたことで、それまで以上に楽しく、アクティブに過ごすことができるようになり、ご家族がいっそう仲良く暮らせるようになりました。
どんなふうにリフォームしたらいいのか、具体的な案が見つからない場合でも、私たちがこれまでの経験や実績を活かして、楽しいご提案をいっぱいさせていただきますので、ぜひお声をおかけください。
また、Yさんもリフォームの際に参考にしてくださった、当社の施工事例もぜひご覧ください。
https://www.miki1972.jp/gallery/
文 トータルアドバイザー 仲尾 久造(二級建築士)