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平屋の間取りで失敗しないために押さえておきたい設計のポイント

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平屋の間取りで失敗しないために押さえておきたい設計のポイント

平屋の間取りで最も重要なポイントは何ですか?

家事や移動がしやすい生活動線づくりと、採光・通風の確保がとくに重要です。

生活動線と採光・通風を優先する理由

平屋の間取りでは、家の中を無駄なく移動できることと、光や風をしっかり取り込むことが快適さを左右します。生活動線と採光・通風を設計段階で意識しておくと、暮らしやすく後悔の少ない住まいになります。

たとえば、キッチンを家の中心に配置すると、リビング、洗面室、パントリー、玄関へ移動しやすくなり、家事や買い物後の動きがスムーズになります。

一方で、平屋は建物が横に広がるため、家の中心部が暗くなりやすい点に注意が必要です。リビングや寝室の位置は方位や日照を見ながら決め、必要に応じてトップライト、中庭、勾配天井なども検討しましょう。

風の通り道も考えて窓を配置すると、室内の空気がこもりにくくなります。建築前には、設計士に日当たりシミュレーションを依頼しておくと安心です。

平屋の間取りにおける坪数の目安はどのくらいですか?

3人家族の場合は20〜30坪、4人家族の場合は30〜40坪程度を目安に考えるとよいでしょう。

世帯人数ごとに必要な広さと坪数の考え方

4人家族の平屋は、子ども部屋を2室、主寝室、LDK、収納、水回りを入れると、30坪台から検討するケースが多くなります。書斎、ランドリールーム、ファミリークローゼット、広いパントリーまで取り入れたい場合は、35坪前後あると間取りに余裕を持たせやすくなります。

国土交通省の居住面積水準では、3人世帯の一般型誘導居住面積水準は100㎡、4人世帯では125㎡です。一般型誘導居住面積水準とは、「郊外の戸建住宅を想定したゆとりある住居面積の目安」のことです。


【誘導居住面積水準坪数の例】
2人世帯 3人世帯 4人世帯
都市居住型 ※都心とその周辺 55㎡=約16.63坪 75㎡=約22.68坪 95㎡=約28.73坪
一般型 ※郊外や都市部以外 75㎡=約22.68坪 100㎡=約30.25坪 125㎡=約37.81坪
※小数点第三位切り捨て

また、都市部では土地の制約もあるため、必要な部屋数と収納量を先に整理してから坪数を決めるのが現実的です。

施工事例を見ると、延べ床面積34.81坪で4人家族が暮らす平屋に、26畳のLDK、回遊動線、ファミリークローク、水回り動線を取り入れた例もあります。数字だけでなく「どの部屋をどれくらい使うか」を家族の暮らしに合わせて考えることが大切です。

▶幹工務店が設計・施工を手掛けた平屋の施工事例はこちら

出典:国土交通省「住生活基本計画における「水準」について」

平屋の間取りはどんな家族構成に向いていますか?

平屋は、子育て世帯と老後を見据えたシニア世帯の両方に向いています。

子育て期から老後まで暮らしやすい理由

平屋はすべての部屋がワンフロアにまとまっているため、家族の気配を感じやすい住まいです。子どもがリビング横の畳コーナーで遊んでいる様子を、キッチンから見守れる間取りにすれば、家事をしながらでも安心感があります。

また、階段の上り下りがないため、将来の暮らしにも対応しやすいのが平屋の強みです。玄関、寝室、トイレ、洗面室、浴室を近くにまとめておくと、体力が落ちてからも移動の負担を抑えられます。

子育て期は見守りやすく、夫婦2人の暮らしになってからはコンパクトに使いやすい。 ライフステージが変わっても住み続けやすい点が、平屋の大きな魅力です。

平屋の間取りで老後に対応するには何が必要ですか?

段差などを少なくしたバリアフリー設計、寝室とトイレ・洗面所を近くにすること、引き戸の採用が重要です。

老後まで安心して暮らすためのバリアフリー設計

老後まで暮らしやすい平屋にするなら、最初から段差を少なくし、将来の手すり設置や車いす利用まで考えておくと安心です。

国土交通省の高齢者向け住宅設計の指針では、日常生活空間内の通路や出入口の有効幅員について基準や推奨レベルが示されています。実際の家づくりでは、廊下を90cm前後のゆとりある幅で計画しておくと、手すりを付けた後も移動しやすくなります。

寝室は、トイレ、洗面室、浴室に近い位置がおすすめです。夜中にトイレへ行く距離が短くなるだけでも、転倒リスクや不安を減らせます。

ドアは、開き戸より引き戸を選ぶと使いやすい場面が多くなります。少ない力で開閉しやすく、ドアの開閉スペースも取りません。

ほかにも、玄関の上がり框を低めにする、室内の床をフラットにする、玄関アプローチにスロープを設けるなど、小さな工夫の積み重ねが老後の暮らしやすさにつながります。

出典:国土交通省「○高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」

平屋の間取りはどのような手順で決めればよいですか?

まずは家族で「どんな暮らしをしたいか」を話し合いましょう。そのうえで必要な部屋数を決め、生活動線や収納を考えていくと間取りをまとめやすくなります。

平屋で人気なのは「広いLDK」と「回遊動線」

間取りを決める前には、家族の希望だけでなく、平屋を検討している人が実際に重視している点も参考になります。

株式会社NEXERと浜松市の注文住宅「幹工務店」が全国の男女500名を対象に行った調査では、平屋に求めるものとして最も多かったのが「広いLDK」(43.4%)でした。

次いで「回遊動線」(23.8%)、「書斎・ワークスペース」(18.8%)、「ウォークインクローゼット」(18.0%)が続いています。

この結果からは、「家族が集まりやすい開放的な空間」と「暮らしやすさにつながる動線や収納」を重視する方が多いことがわかります。

一方で、不安として最も多かったのは「十分な広さの土地を確保できるか」(32.2%)でした。ほかにも「防犯面が心配」(25.2%)、「収納スペースが不足しそう」(21.8%)といった声が挙がっています。

つまり、平屋の間取りでは「広いLDKや回遊動線を取り入れたい」という理想と、「土地の広さや収納をどう確保するか」という現実的な課題を両立させることが重要です。家族の希望だけでなく、不安に感じていることもあわせて整理したうえで設計士に相談すると、自分たちに合った間取りを考えやすくなるでしょう。

アンケート引用元:平屋に対するイメージと住まいづくりに関する調査

まとめ

平屋の間取りで後悔しないためには、見た目よりも先に、暮らしやすさを決める要素を整理することが大切です。とくに押さえたいポイントは、生活動線、採光、通風、収納、老後を見据えた設計です。4人家族なら30〜40坪程度を目安にしつつ、必要な部屋数や収納量、土地の広さに合わせて調整しましょう。

子育てしやすく、老後も暮らしやすい平屋にするには、設計前の準備が欠かせません。家族の暮らし方を具体的にイメージし、施工事例や日当たりシミュレーションを確認しながら、長く快適に暮らせる間取りを考えてみてください。

幹工務店では、ご家族の生活動線や将来の暮らし方まで丁寧に伺い、土地の条件やご希望に合わせた平屋の間取りをご提案しています。「自分たちに合う平屋の広さを知りたい」「日当たりや収納、老後まで考えた間取りを相談したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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