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コロナ禍の「ウッドショック」と「住設機器の納期遅れ」による影響と、それに対する『幹』の対策

こんばんは幹工務店です。

最近、住宅業界で大きな問題となっているのが、コロナ禍によるウッドショック住宅設備機器の納期遅れです。

そこで、今回のウッドショックや住宅設備機器の納期遅れの原因と状況、

そして『幹工務店』が実際に体験した影響やその対策についてまとめました。

 

■ウッドショックとは・・・・

ウッドショックとは、住宅用の木材の需要が供給を上回り、世界的に木材価格が高騰している事態のこと。1970年代の「オイルショック」と同様に世界的な問題となっていることから、「ウッドショック」と呼ばれています。

ウッドショックが起きた直接的な原因は、米国における住宅ブームだと言われています。その住宅ブームの原因は、新型コロナ対策として政府が低金利政策を進めたことと、市民の間に在宅ワークが浸透して住宅建築の重要が高まったからです。

また、そもそもアメリカでは、19年に北米で起きた木材業界のストライキによって製材工場が多く閉鎖したため、木材の需要増に対応できない状況だったことや、コロナ禍による荷動きの変化で輸送用コンテナの数が不足していることも影響しています。

ウッドショックは日本にも飛び火し、木材が大幅に不足しているだけでなく、輸入木材はもちろん国産木材の価格まで上昇しています。ウッドショックがいつまで続くかは不透明で、専門家たちの中では事態が長期化すると予想する人も少なくありません。

■住宅設備機器の納期遅れとは・・・

コロナ禍によって、東南アジアの工場が操業を停止したことにより部品調達が滞っていることや、コンテナ不足による物流の混乱の影響で、給湯器やトイレ、バスなどの住宅設備機器のほか、給湯器、ウォシュレット、換気扇、給水用増圧ポンプ等のポンプ類、LED照明など、住宅に関わるさまざまな機器類の納期が大幅に遅延しています。人気商品の中には3ヶ月以上待たないと入荷しないものもあります。

■ウッドショックの影響はこんなところまで・・・

ウッドショックによって住宅に使う木材が手に入りづらくなっただけでなく、思わぬところにまで影響が出始めています。私たちが家づくりをしていて、気付いたのは、既製品の突き板フローリングの表面の節の割合が若干増加したことです。

「突き板」とは、天然木を削り出した厚さ0.2mm〜0.6mmほどの薄い板のこと。フローリング以外にも、天井材やテーブルの天板など、住宅に関わる様々な箇所に利用されています。

ところが、今回のウッドショックによって、突き板の原料となる天然木自体が不足したため、節の多い材木まで突き板として使われるようになり、表面の木目の数が増えて目立つようになったのです。

木の節の中には、腐っていたり、硬化によってもろくなっていたり、ヒビ割れを起こしたりしているものがあります。また、節が完全に腐って死節となって抜け落ちる場合も有ります。そのため、フローリングなどに用いる場合は「節埋め加工」を施すのですが、これまでは節の数があまりに多い板は使われませんでした。それが木材不足の影響で、節の多い材まで突き板に使われるようになったという訳です。

節が増えたことは、見た目だけでなく材質自体にも影響を及ぼします。突き板フローリングの場合は突き板部分が薄いため、節埋め加工を施した箇所の凹凸が素足に違和感をもたらす場合があり、転倒などの原因になりかねません。

当社がお客様邸の新築用に取り寄せた突き板フローリングも、現品を確かめると節の数がこれまで以上に多く、節埋め加工を施した箇所の表面の違和感も気になったものが入荷してきたことがありました。そのため、すぐにメーカーに状況を報告し、他の製品と交換をしてもらうようにしました。こういうときだからこそ商品チェックを厳密に行い、気になる点があれば的確に対処しないとお客様にご迷惑をおかけすることになるので、私たちも通常以上に注意を払うようにしています。

 

■木材や住宅設備機器の納期遅れ対策

木材や住宅設備機器を注文しても、現状でもやはり入荷の遅れが目立ちます。そのため当社では、なるべく早めにお客様に住宅設備機器や照明などを決めていただき、納期遅れが原因で現場に影響が出たりしないようにしています。

また、住宅設備機器だけでなく、ダイニングテーブルなどの木製家具もなかなか入荷しないため、せっかく家が完成しても新生活に家具が間に合わないというケースもあります。そのため、家具も早めのご検討をおすすめします。

新築工事はもちろんですが、もっと困るのはリフォーム工事の場合です。住宅設備機器が使えなくなって交換が必要な際には1日も早く工事を行いたいものですが、品物が入らないので入浴や調理ができない・・・といったケースも最近では多いと聞いています。そのため当社では、リフォームの際には特に早めのご検討をお勧めしています。「最近、住宅設備機器の調子が悪いな・・・」と思ったら、不具合が生じる前に、ぜひお気軽にご相談ください。

文:トータルアドバイザー 影山 武史

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