こんばんは♪幹工務店です。
建物の外観は、いわば住まいの「全身像」。
その家の第一印象を左右するだけでなく、家族が毎日目にするものなので、
デザインする際には特に気になりますよね。
そこで今回は、外観を決めるときに知っておきたいポイントについてお伝えします。
外観は見た目の印象が大事ではありますが、周囲の街並みと調和したデザインであることや、
雨風や太陽光に強い機能性を備えていることも必須条件です。
つまり、見た目だけでなく機能性がなければ良い外観とは言えないのです。
そのため当社では、膨大な施工事例をもとにお客様の要望をじっくりヒアリングしながら、
ご家族の好みと暮らしに合った外観デザインをご提案しています。
また、外観は建物の立地条件や敷地の条件も考慮したうえで考える必要があります。
そして、狭小地や高低差のある土地、変形地など、
土地の条件が厳しいほど、設計者のスキルや提案力が必要となります。
たとえば、こちらは当社のOBさんのお宅ですが、
高低差が大きく狭小地であるという敷地の個性を最大限に有効に活かすため、
お客様と一緒に現場を見ながらじっくりと話し合いを重ねました。
その結果、玄関までのアプローチを長くして、家に存在感を持たせるようにデザイン。
さらに、帰ってくる途中でウッドデッキが見えるようにして、
子どもが遊んでいる姿を眺めながら帰宅できたり、「おかえり」と手を振ってもらえたりするような
家族の心がなごむ外観をデザインしました。
■プロが教える外観選びのポイントは?
次に、実際に外観を決める際のポイントについてご説明します。
建物の「外観」を決める際には、大きく分けると形・色・素材の3つの要素があります。
まず建物の「形」は、前述のように見た目のカッコ良さだけでなく太陽光や雨風をしっかりと防げることが大前提です。
また、建物の形によって住まいのイメージは大きく左右されますが、
一般的には複雑な形をしたものほど建築費用が高くなります。
次に建物の「色」も、住まいのイメージに大きな影響を与えます。
同じ形をした建物でも、外壁や屋根の色が違うと全く異なる印象をもたらすので、
色選びの際も慎重に検討しましょう。
特に、小さなサンプルで色を選ぶと、実際に塗った際に色が濃く感じられる場合が多いので、注意が必要です。
住宅街を回って実際の建物の外壁や屋根の色合いを見て参考にするなど、
建物に使った場合のイメージを正確に描いて検討しましょう。
外壁の色を2色以上使う場合は、色の配分のバランスや、色の組み合わせでもイメージがかなり変わります。
さらに、外壁の「素材」の違いによっても印象が大きく変わります。
素材の質感によって高級感が生まれたり、スタイリッシュに仕上がったりしますので、
建物の全体的なイメージを考えながら、色と素材のベストマッチな組み合わせを考えましょう。
といっても、外観デザインは建物を立体的にイメージしなければならないので、なかなか大変です!
そのため、当社のトータルアドバイザーがお客様とじっくり会話を重ねたうえで
形や色、素材を検討し、理想のイメージをカタチにしてご提案しますので、どうぞご安心くださいね♪
その他、外観をデザインする際には、周囲の視線への配慮や防犯性を考慮することも大切です。
さらに、完成時にどんなにスタイリッシュなデザインでも、歳月を経ると外壁が汚れたり、補修が必要になったりします。
そのため、先々のメンテナンスのことも考えて検討しましょう。
幹工務店ではホームページでバリエーションに富んだ外観事例を多数ご紹介しています。
ぜひご参考にご覧ください。
https://www.miki1972.jp/gallery/
文:トータルアドバイザー 鈴木 哲和(一級建築士)