こんばんは♪幹工務店です。
2月になると花粉症のシーズンが始まります。そろそろ鼻がムズムズしてきた・・・という人も多いのでは。
花粉症のシーズンが始まる前に、ぜひやっておきたいのがエアコンの掃除です!
最近は暖房をエアコンに頼っているという方も多いと思いますが、自分で掃除をするのはなかなかハードルが高いもの。「実は1年以上掃除をしていない」という人も意外と多いのではないでしょうか?
そこで幹工務店では、YouTube番組で、【エアコン掃除】天カセ&壁掛けエアコンの分解→清掃【メンテナンス】と題し、天井カセット型エアコンと一般的な家庭用エアコンのお掃除方法を動画でご紹介していますので、ぜひご参考ください!
まずはYouTubeの前に、エアコンのお掃除について知っておきたいマメ知識をまとめました。
■エアコンの掃除を怠るとどうなるの?
①エアコンの掃除を怠ると、本体の内部にカビが繁殖する恐れがあります。とくにエアコンを使う機会の多い夏と冬は結露が発生し、それをほったらかしにしておくと、カビが増殖する可能性もあります。
②カビが繁殖しているエアコンをそのまま使用すると、嫌なニオイの原因になるだけでなく、室内にカビをまきちらすことになり、花粉症や喘息などのアレルギー症状を悪化させる原因となることもあります。ホコリも溜まりやすくなるので、ハウスダストアレルギーの人は特に注意が必要です。
③エアコンの掃除をしないで使っていると、エアコン内のフィルターや室外機にホコリが溜まり、目詰まりを起こしやすくなります。目詰まりが生じると、エアコンの空調効率が悪くなり、冷房も暖房もなかなか効かず、光熱費がかさんでしまいます。また、目詰まりを放っておくと、故障の原因にもなりかねません。
・・・つまり、エアコンのお掃除を怠ると、カビ、アレルギー症状の悪化、冷暖房の効きが悪い、光熱費がかさむといった負の連鎖が続き、悪いことだらけです!
■エアコンの普段のお手入れはどうやってすればいいの?
家庭用エアコンは自分で掃除できる範囲が限られているので、普段のお手入れは簡単です。定期的にエアコンをお手入れすることで、カビの繁殖を予防でき、フィルターの目詰まりも防いで電気代を節約できます。
簡単にお掃除できるのは、フィルターと外から見える部分のお掃除です。頻度は、下記の通りです。
●フィルター掃除・・・2週間〜1ヶ月に一度
フィルターは付着しているホコリを掃除機で除去したあと、水洗いができます。
●本体の拭き掃除・・・2週間〜1ヶ月に一度
本体カバー、吹き出し口、風向きルーバーなど、エアコン本体の見える部分を水拭きしましょう。
●エアコン内部の掃除・・・1年〜2年に一度
内部のお掃除は「簡単」とは言えないので、最近は業者さんに頼む人が増えています。エアコンの中には、自動で内部を掃除する機能がついた機種もあります。内部清掃の機能には、フィルターをきれいにする機能と、エアコンの内部をきれいに保つ機能の主に2種類があります。お掃除機能付きエアコンのお手入れ方法は、商品説明書などをみて、タイプに合ったお掃除をしましょう。
■エアコンをきれいに保つポイント
エアコンをきれいに維には、普段のお手入れだけでなく、他にも秘訣があります。それは、冷房運転後に約1時間の送風運転を行うことです。冷房を使うとエアコンの内部に結露が発生して湿度が高まり、カビが繁殖しやすくなります。そこで、冷房を切ってから送風運転を行うことで、内部の水分を乾燥させてカビの繁殖を防ぐことができます。
■エアコン内部をプロ並みにきれいにする方法とは?
エアコンの外回りやフィルターのお掃除はこのように意外と簡単にできますが、年に一度の内部掃除は、そう簡単にはいきません。プロに頼むと、機種やサイズによって料金は様々ですが、1台につき1万円前後はかかります。そこで、エアコン内部のお掃除に自分で挑戦してみるのもおすすめです。幹工務店ではYouTubeでその方法をご紹介しています。ぜひご覧ください!
また、YouTubeで紹介されている天井カセット型エアコンと家庭用エアコンのお掃除方法について、下記に文章でもまとめておきましたのでご参照ください。
【天井カセット型エアコンのお掃除方法】
①エアコンを分解する
・まず前面の化粧カバーとフィルターを取り外します
・次に電装ボックスと結線を取り外します
・ドレンパンを取り外します
・送風ファンを取り外します
・エアコン本体を養生します
②エアコン内部の洗浄
・周囲に水滴や汚水がかからないように、丁寧に養生シートを取り付けます。
・洗浄液を噴霧し、汚れをしっかり落とします。
・洗浄液は汚れの状況によって薄めて使用します。
・高圧洗浄機で洗い流します。プロが使う高圧洗浄でフィンを痛めることなく汚れを落とします。
③パーツの洗浄
・取り外したパネルや送風ファン、ドレンパンなどを洗浄します。
・それぞれのパーツに合わせて、ブラシや洗浄液を使い分けて洗浄します。
・ドレンパンに汚れが溜まっていると、汚れと水が反応してカビや悪臭の原因となりますので注意しましょう!
・滑りのある水垢はしっかりとブラシで取り除き、水で洗い流します。
・化粧カバーのルーバー付近は、強くやりすぎると故障の原因になるので、丁寧に洗浄しましょう。
④組み込み
・養生シートを剥がし、それぞれの部品を外した時と逆の順番で組み込みます。
・汚れていた内部の熱交換フィンも、洗浄すると新品のように綺麗になります。
【壁掛け型のエアコンの掃除方法】
まず、分解前にエアコンの周辺を養生します。
①エアコンを分解する
・前面の化粧カバーとフィルターを取り外します
・次に電装ボックスと結線を取り外します
・エアコン本体に養生をします。
②エアコン内部の洗浄
・洗浄液を噴霧し、汚れをしっかり落とします。
・洗浄液は汚れの状況によって薄めて使用します。
・高圧洗浄機で洗い流します。プロが使う高圧洗浄でフィンを傷めることなく汚れを落とします。
③パーツの洗浄
・取り外したパネルや送風ファン、ドレンパンなどを洗浄します。
・それぞれのパーツに合わせて、ブラシや洗浄液を使い分けて洗浄します。
④組み込み
・養生シートを剥がし、それぞれの部品を外した時と逆の順番で組み込みます。
・最後に動作確認をして作業完了です。
普段エアコンクリーニングを業者さんに頼んでいる方も、掃除をしている最中の細かい様子を見ることはなかなかできないので、参考になりますよ!もちろん自分でお掃除にトライしようという方は、何度も再生してやり方を参考にしながらぜひやってみてくださいね♪
文:トータルアドバイザー 仲尾 久造(二級建築士)