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節分の「恵方巻き」にちなんで知っておきたい家づくりの「家相」の話

こんばんは幹工務店です。2日後の2月3日は「節分」。

節分には豆まきをして、「恵方巻き」を食べる習慣があります。

毎年、恵方巻きは「恵方」を向いて食べるのが慣わしですが、今年の恵方は「北北西」。

皆さん、当日は「北北西」を向いて、一気に黙って食べましょう!・・・って、なんとも面白い慣習ですね。

日本では「方角」にまつわる慣習や占いがいろいろあり、「家相」もその1つです。

古い週間のようですが、家づくりの際には、家相を考えてプランを検討する人が大勢いらっしゃいます。

一方、「家相」と似たものとして「風水」があります。では家相と風水はどんな違いがあるのでしょうか。

それぞれの違いと、「家相」の基本的なポイントをご紹介します。

■家相と風水の違いとは

「家相」は、奈良時代に伝来した古代中国の「風水」に、方位や運勢をみる「九星気学」を取り入れ、日本の気候風土や文化に合わせて独自にカスタマイズされた占術のことで、江戸時代に発展しました。

一方、「風水」は古代中国が発祥で、奈良時代に仏教と共に「土地の良し悪しを診るもの」として伝来しました。風水は、自然の風・水・樹木・大地から生じる「気」を利用して、生活環境を整えるという考え方です。しかし、現在の「風水」は古代中国の風水よりももっと占い的な要素の強いものとなっています。

また、風水は、住まう土地の地脈や地勢、気候などの自然エネルギーを上手に取り入れて、運気を上げることを目的としています。しかし、家相の場合は、その家に住むとどのような暮らしになるかを占うもので、人々がこれまでの暮らしの中で実際に体験してきた実績から生まれた「統計学」に近い要素もあります。そのため、あながち「占いだから・・・」とは言えない部分もあります。

■家相における暮らしやすい間取りとは?

家相では、住まいの間取りごとに吉や凶の判断を行います。では、それぞれのスペースについて家相からみたポイントをご紹介します!
●家相の1番のポイントは「鬼門」と「裏鬼門」

鬼門」とは、鬼がやってきて集まる場所のことをいい、鬼門を表す方角は「北東」とされています。北東からは強い風が入ってきやすく、「北東からは強敵がやってくる」という中国の歴史的な背景も影響して、北東が鬼門とされてきたようです。

一方、「裏鬼門」とは鬼門の正反対にあたる方位のことで、「南西」を示します。陰陽道では「北東」と「南西」の間は不安定になりやすいと考えられてきました。裏鬼門の干支は「申(さる)」なので、昔からその対策として南西の方角に猿の置物をおいたそうです。

鬼門となる北東は日当たりが悪く、カビも発生しやすいため、そこに水回りを設けると生活環境が悪くなり、ストレスや体調悪化の原因にもなりかねません。また、玄関が北東にあると、冬は扉を開けたとたんに冷気が家の中に入ってきます。そのため、鬼門は環境面においても理にかなった面が多いと言えます。

●「玄関」は運気を招き入れる場所

家相では、良い運気も悪い運気も玄関から入ってきます。そのため、玄関の向きは家相上の重要なポイントです。例えば、東南に玄関を配置するのは「吉」。一方、鬼門・裏鬼門のライン上への設置は「凶」です。また、西に玄関を配置すると体裁や見栄にこだわってしまうため、貯蓄がしにくくなるともいわれています。

●「リビング」は火の気の位置に注意!

リビングの配置については、特に凶となる方位はありません。ただし、東西南北の中心線である「正中線」と東南と北西、北東と南西の中心線である「四隅線」のライン上には、火の元となるストーブなどの暖房は設置しないほうが良いと言われています。

●「寝室」は鬼門の方位の凹凸に注意!

寝室は鬼門であろうが、裏鬼門であろうが、どの方位でも吉とされています。さらに、北西に配置すると大吉相で、夫婦円満につながるとされてきました。ただし、間取り上の鬼門の方位に凸凹がある場合は凶相になります。

●「トイレ」は怨霊や悪魔の出入口?

トイレも、前述の正中線・四隅線上への配置を避けたほうが無難です。また、トイレの隣に神仏を配置することは凶相につながります。
さらに、トイレの外の周辺に「池」があるのは大凶相、玄関・神仏の上にトイレがあるのは凶相だそうです。ちなみに、以前、「トイレには神様がいるんやでぇ・・・」という歌が流行しましたが、トイレの神様は、烏枢沙摩明王(ウスサマミョウオウ)という名前で、これは密教の五大明王の一尊の炎の神だそうです。心の浄化はもとより日々の生活のあらゆる現実的な不浄を清める功徳があるとも言われています。トイレは古くから「怨霊や悪魔の出入口」と考えられていたため、烏枢沙摩明王の炎の功徳によって清浄な場所に変えるという信仰が広まったと言われています。風水では、トイレはどの場所にあっても凶相です。一般的には家の中心近くにトイレを配置するのが悪いとされています。また、トイレを鬼門のライン上に配置するのもNGです。

●「浴室」は水のためおきに注意!

浴室を鬼門に配置した際、浴槽に水を溜めおきすると凶相につながります。また、正中線・四隅線上には火気が関係するキッチンや浴室を配置するのは良くないと言われています。

●「子ども部屋」は子どもの性格を左右する?

子ども部屋は、配置する方位によって子どもの性格に影響が出るとされてきました。基本的には「東」が大吉相で、「西」に配置する場合は、西日対策をすれば吉相になります。また、「北東」に配置すると自己中心的な性格になりやすく、「南」に配置すると勉強がおろそかになり、「南西」に配置すると飽きっぽい性格に。さらに、「北西」に配置すると人に敬遠される子どもになるなどと言われますが、「じゃあ一体どの方位に配置すればいいの?」と混乱してしまいますよね(笑)。あまり気にしすぎないことが、家相の上手な取り入れ方です。

●家相は参考程度にしましょう!

子ども部屋の例をとってみても、あまり家相を気にしすぎると家づくりが八方塞がりになってしまう可能性も。また、あれもダメ・これもダメとなって、理想の暮らしとは程遠いプランが出来上がってしまうケースもあります。ですから、参考にするとしても鬼門や裏鬼門程度で十分かと思います。あとは自分たちの暮らしに合った間取りを考えることが一番大切です。それでも、ないがしろにすると心配になる方もいらっしゃるため、幹工務店では、住まいをプランする際にあらかじめ鬼門と裏鬼門に注意を払ってご提案するようにしています。また、家相がすごく気になる方は、専門家をご紹介することもできますので、遠慮なくご相談くださいね。

文:トータルアドバイザー 影山 武史(宅地建物取引士)

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