こんばんは♪幹工務店です。
ブログでも度々ご紹介していますが、当社では今年から本格的にSDGsの目標達成に向けた取り組みをスタートしました。
現在は、月に一度社内でミーティングを行い、それぞれの目標達成の意義や具体的な目標などについて検討を進めています。
ミーティングでは、スタッフ全員が自ら考え、目標意識を高めることができるように適宜宿題を出し、次回のミーティングまでに提出するというスタイルで進めています。そこで、4回目のミーティングまでにまとまった内容を整理して、中間報告として皆様にご紹介します。
SDGsの基本情報については、下記のホームページをご参照ください。
■幹のSDGsが定めたGOAL
まず、幹工務店では【GOAL】を次のように定めました。
【GOAL】 環境や社会に配慮した家造りを目指し、企業ブランド力をアップする
次に、今後当社が地域の住宅会社として継続して取り組んでいくべき課題は何かをスタッフそれぞれが考え、次のようにまとめました。
■住宅メーカーとして継続して地域に貢献できるようにするための施策
以下のナンバーは、SDGsの各項目とリンクしています。
<共通意識と相互理解>
会社の売りや目標を全員が理解し、常に報連相が出来る。
デザインを扱う会社の社員として事務所や身なり、服装に美意識を持っている。
地域の工務店として他社から見て働きたいと思われる会社となる。
省エネ住宅に取り組み、社員全員が明確に説明できるようにする。
新しいデザインを積極的に取り入れ、常に適正価格提示を心がける。
<環境保全と向上心>
厳選された地場産木材や素材を使用する。
ゴミの分別、削減、リサイクルを推進する。
発注量の正確な把握と適正な廃材処分。
役員社員のスキルアップと社員の定着率アップ。
事業継続力の強化に取り組み災害や非常時にも強い企業となる。
<地域貢献と社会活動>
マルシェなどを通じて地域で活躍する店舗を応援する。
地元に根付いた活動により地域の交流の場となるような存在となる。
会社がわかる服装で定期的なゴミ拾いや清掃活動に取り組む。
地域の学生を中心とした職場体験の受入れや現場案内を行う。
端材を再利用して積み木やコースターなどを作り様々な施設に寄付をする。
以上を実践していく方法として、まずは個人として行動し、社員みんなの団体行動としていくこと。そして、会社という一つの共有の場で、社員みんなで取り組める具体的な事を考え、実行してみるという段階を踏む計画です。
さらに、第4回ミーティングでは、SDGsとビジネスの関係をESG問題から考えてみました。
■SDGsとビジネスの関係をESG問題から考える
まず、ESG問題とは現代社会の持続可能性を脅かす問題の総称で、
Eは環境(Environment)、Sは社会(Social)、 Gは組織統治(Governance)の頭文字を示します。
例えば環境問題(E)とは、ビジネスにおいては自然災害による事 業拠点の被災、サプライチェーンの断絶、資源価格の高騰などの影響が考えられます。
また、社会問題(S) は、市場縮小、購買力低下、人手不足などへの影響が考えられます。
そして組織統治問題(G)とは、違法なサービス残業、不正会計、産地偽装などのことで、
これらの問題により法的規制が強化されたりすることは企業の自由を狭め、ビジネスの成長を脅かします。
こうした、中小企業の経営リスクであるESG問題解決への取組みが、 SDGsの実践につながります。
そこで当社では、このほど事業継続力強化計画の認定を取得しました。それについては以前ブログでもご紹介していますので、ご参照ください。
SDGsを推進していくには、当然ながら社員全員が一つ一つの課題に真剣に取り組み、考えて実施していくことが不可欠です。そこで次回のミーティングまでに次のようなことを宿題として各々が考えてくることになりました。
・会社の売りや目標を全員が理解するための具体策は?
・報告連絡相談の精度をあげるには?
・事務所や現場をきれいに保つには?
・どうしたら身なり、服装に美意識を持てるか?
・地域の工務店として他社から見て働きたいと思われる会社となるには?
・省エネ住宅への取り組みをどうしたらよいか?
・家の性能について社員全員が明確に説明できるようにするには?
・新しいデザインを積極的に取り入れるには?
・常に適正価格提示を心がけるには?
SDGsに本格的に取り組むためには、こうして社員全員の意識を高めながら、目標設定までしっかりと計画を練ることが大切だと当社は考えます。そうでないと、単に対外的なイメージアップを目的としたお飾り的な取り組みに過ぎなくなってしまいます。
SDGsも、家づくりも、段階をしっかり踏むことが幹工務店のあるべき姿だと思っています。
当社ではこれからもブログでSDGsへの取り組みについてご紹介していきます。皆さんもぜひご一緒に持続可能な社会の実現について私たちと一緒に考えていきませんか?
文:トータルアドバイザー 仲尾 久造(二級建築士)