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台風・大雨に備える、窓の防災リフォーム
台風・大雨に備える、窓の防災リフォーム
2026年は台風・大雨のニュースが続いた年。今こそ見直したい、窓の防災リフォーム
今年の夏から秋にかけて、台風や大雨のニュースを目にする機会が多かったのではないでしょうか。8月には関東地方で「令和8年8月千葉豪雨」と名付けられるほどの記録的な大雨があり、福井県でも河川の氾濫による大きな被害が伝えられました。
静岡県内でも、9月に入ってから線状降水帯が発生する日が続いています。こうしたニュースを見るたびに、「うちの窓は大丈夫だろうか」と気になった方も多いはずです。そこで今回は、台風や大雨に備えるための「窓の防災リフォーム」と、活用できる国の補助金についてご紹介します。
なぜ「窓」が、台風・大雨の弱点になりやすいのか
台風や大雨で気になるのは、浸水や土砂災害だけではありません。実は、住まいの外まわりのなかでもっとも壊れやすいのが「窓」です。
理由の一つは、窓が壁のなかで構造的にもっとも薄い部分だという点です。木材やコンクリートでできた壁に比べて、ガラス一枚の耐風圧性能はどうしても劣ります。強風で飛ばされた瓦や庭木の枝、看板などがガラスを直撃すれば、簡単に割れてしまいます。窓が一枚割れると、そこから雨風が一気に室内へ吹き込み、被害は急速に広がってしまいます。 もう一つの理由が、サッシまわりの「隙間」です。特に築年数の経った住宅では、サッシのゴムパッキンが劣化していたり、クレセント錠が1つしかなかったりすることで、気密性・水密性が下がっています。暴風雨で窓に強い風圧がかかると、この隙間から雨水が押し込まれるように浸入してしまうことがあります。「屋根や外壁は大丈夫だったのに、窓まわりから水が入ってきた」というお声は、大雨のたびによく聞かれるお悩みのひとつです。 さらに、掃き出し窓や腰高窓など面積の大きな窓ほど、風を受ける面積も広くなるため、被害が集中しやすい傾向があります。窓の数が多い間取りや、風の通り道になりやすい南面・海側の窓は、とくに注意が必要です。 窓の防災性能を高めるといっても、大がかりな工事は必要ありません。内窓の設置やシャッターの導入など、今ある窓を生かしながら弱点を補強するリフォームで、備えは大きく変わります。まずはセルフチェック!わが家の窓、台風・大雨への備えは万全?
リフォームを検討する前に、まずはご自宅の窓まわりを確認してみましょう。当てはまる項目が多いほど、備えを見直すタイミングかもしれません。窓・サッシ
□窓が単板ガラス(一枚ガラス)のままになっている
□サッシのゴムパッキンが硬くなっている、または隙間が見える □クレセント錠が1つしかついていない □窓を開け閉めしたときに、がたつきや異音があるシャッター・雨戸
□シャッターや雨戸がついていない窓がある □シャッターや雨戸はあるが、古くて動きが悪い □電動シャッターではないため、閉めるのに手間がかかる窓まわり・外まわり
□ベランダや庭に、強風で飛ばされそうな鉢植えや物がある □庭木の枝が、窓の近くまで伸びている □窓の下や外まわりに、雨水がたまりやすい場所がある いかがでしたか。チェックが多かった方は、次のリフォームで対策を検討してみてください。窓とシャッターでできる、3つの防災リフォーム
それでは、具体的にどのようなリフォームを行えばいいのか。3つの防災リフォームについて詳しくご説明します。内窓:断熱と気密を高め、雨風の浸入を防ぐ
既存の窓の内側にもう一枚窓を加える内窓リフォームは、断熱性能を高めるだけでなく、気密性が向上することで暴風時の雨水浸入を防ぐ効果も期待できます。窓が二重になることで、万一外側のガラスが破損した場合でも、被害を内窓一枚分に抑えられます。工事は1窓あたり最短60分ほどと短く、壁を壊す必要もありません。
リフォームシャッター:飛来物からガラスを守る
台風のときに特に気をつけたいのが、風で飛ばされた瓦や看板、庭木の枝などがガラスを直撃する飛来物被害です。既存の窓の上から後付けできるリフォームシャッターがあれば、暴風が予想される前に閉めておくだけで、ガラスへの直撃を防ぐことができます。電動タイプならスマートフォンやリモコンで操作でき、外に出づらい悪天候のときにも安心です。
高強度面格子・耐風性のあるフェンスや門扉
トイレや浴室など、シャッターの設置が難しい小窓には、高強度面格子がおすすめです。また、フェンスや門扉のなかには、台風などの自然災害を想定し、風速42メートル毎秒相当まで対応する高耐風圧タイプもご用意があります。外まわりの設備を見直すことも、飛来物や倒壊による被害を防ぐ備えになります。
国の補助金で、窓の防災リフォームを賢くお得に実現
窓のリフォームには、国の補助金「先進的窓リノベ2026事業」(環境省所管)が活用できます。
対象となるのは、内窓設置・外窓交換・ガラス交換の3つの工事で、住宅1戸あたり最大100万円の補助を受けられます。2025年までの制度では上限が200万円だったため、2026年は上限額が縮小されている点にはご注意ください。
申請は住宅の所有者ご本人ではなく、事務局に登録した「窓リノベ事業者」を通じて行う仕組みになっています。もちろん幹工務店も登録済みで、交付に関わる手続きはすべて当社が代行いたしますので、安心してお任せください。
交付申請の受付は2026年3月31日から始まっており、遅くとも2026年12月31日までに申請する必要がありますが、予算の上限に達した時点で受付が締め切られます。台風シーズンを前に工事をご検討の方は、お早めのご相談をおすすめします。なお、シャッターや面格子そのものは、この補助金の対象には含まれていません。ただし、断熱改修としての内窓工事と組み合わせることで、防災・防犯・省エネを一度に進めることができます。このほか、国土交通省の「みらいエコ住宅2026事業」にも防災性向上に関する改修メニューがあり、要件を満たせば併用できる場合もあります。ご自宅がどの制度を活用できるかは工事内容によって異なりますので、個別にご相談ください。
まとめ|窓の備えで、安心できる暮らしを
今年は、台風や記録的な大雨のニュースが例年以上に続いた年でした。窓の防災リフォームは、暮らしを大きく変えることなく、家族と住まいを守る備えになります。断熱や防犯といった日々のメリットも一緒に手に入る、うれしいリフォームのひとつです。
台風シーズンが本格化する前に、まずは自宅の窓を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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