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高気密高断熱住宅とは?特徴やメリット・注意点を解説
高気密高断熱住宅とは?特徴やメリット・注意点を解説
「冬は暖房をつけても足元が寒い」「電気代が気になってエアコンを我慢してしまう」など、住まいの暑さや寒さ、光熱費に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
高気密高断熱住宅は、外の暑さや寒さの影響を受けにくく、冷暖房の効率を高めることで、快適な室温を保ちやすい住宅です。
この記事では、高気密高断熱住宅の特徴やメリット、建てる前に知っておきたい注意点と住宅会社選びのポイントをわかりやすくお伝えします。
Q1: 高気密高断熱住宅とはどのような家ですか?
高気密高断熱住宅とは、外の暑さや寒さの影響を受けにくく、室内の温度を保ちやすい住宅です。
「高気密」と「高断熱」には、それぞれ次のような役割があります。
- 高気密:建物の隙間を減らし、空気が出入りするのを抑える
- 高断熱:壁や屋根、窓などから熱が出入りするのを抑え、外の暑さや寒さが室内に伝わりにくくする
断熱性能の高さは、数値で確認できます。代表的な指標が、UA値(外皮平均熱貫流率)とηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)です。UA値は住宅からの熱の逃げやすさ、ηAC値は室内への日射熱の入りやすさを示します。
数値の基準は、地域ごとの気候に合わせて定められています。高気密高断熱住宅を建てる際は、建築予定地の基準と、検討している住宅の数値を確認しましょう。
出典:国土交通省「断熱性能」
Q2: 高気密高断熱住宅にはどのようなメリットがありますか?
高気密高断熱住宅には、室温を保ちやすく光熱費を抑えやすいことや部屋ごとの温度差を小さくしてヒートショックのリスク軽減につなげやすいこと、外からの音が入りにくくなることなどのメリットがあります。
室温が安定しやすく、光熱費を抑えやすい
高気密高断熱住宅は、外の暑さや寒さの影響を受けにくく、冷暖房で調整した室温を保ちやすい住宅です。冷暖房の効率が高まることで、光熱費の負担を抑えやすくなります。
株式会社幹工務店と株式会社NEXER Groupが男女500名を対象に実施した「断熱等級・高気密高断熱」に関する調査(2026年8月25日~9月3日、インターネット調査)で、高気密高断熱住宅を希望すると答えた方に理由を聞いたところ(複数回答可)、次の回答が挙がりました。
- 「冬の寒さ・夏の暑さがつらいから」:73.5%
- 「光熱費を抑えたいから」:70.0%
- 「長く快適に住める家にしたいから」:38.9%
最も多かったのは、冬の寒さや夏の暑さに関する悩みでした。なお、これらは希望する理由であり、実際の光熱費の削減額を示すものではありません。
アンケート引用元:【断熱等級・高気密高断熱について】断熱性能が高い家のメリットは「光熱費を削減できる」が最多。高気密高断熱を希望する理由も「光熱費を抑えたいから」が70.0%と上位に
ヒートショックのリスク軽減につなげやすい
ヒートショックとは、急な温度変化によって血圧が大きく変動することで起こる健康障害です。消費者庁によると、高齢者の入浴中の事故は11月~4月の冬季に多く発生しており、入浴前に脱衣所や浴室を暖めることが呼びかけられています。
高気密高断熱住宅は、家の中の温度差を小さくしやすい住宅です。暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動したときの温度変化を抑えやすいため、ヒートショック対策のひとつになります。ただし、住宅の性能だけで事故を防げるわけではないため、入浴前に脱衣所や浴室を暖めるといった日頃の習慣もあわせて心がけましょう。
出典:消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」
遮音性を高めやすい
高気密高断熱住宅は、窓や壁などの隙間を少なくし、断熱材などを用いることで、音の出入りを抑えやすくなります。そのため、車の走行音などが気になる場所でも、室内で過ごしやすい環境づくりに役立ちます。
ただし、遮音性は窓や壁の仕様、換気口などによっても変わるため、高気密高断熱住宅であれば、すべての音を防げるわけではありません。
Q3: 高気密高断熱住宅にはデメリットや注意点はありますか?
高気密高断熱住宅には、初期費用が高くなる場合があることや室内が乾燥しやすいこと、施工方法によってカビや結露が発生する可能性があることなど、注意点もあります。それぞれの対策を知り、家づくりの計画段階で確認しておきましょう。
初期費用が高くなる場合がある
高性能な断熱材を使用したり、建物の隙間を丁寧にふさいだりする必要があるため、初期費用は高くなる傾向があります。一方で、高気密高断熱住宅は冷暖房の効率がよく、光熱費を抑えやすい特徴もあります。
長期的には光熱費の節約効果が期待できるため、建築費用だけでなく、入居後にかかる費用も含めて検討しましょう。なお、費用の上乗せ額や節約効果は住宅の性能や暮らし方によって異なるため、見積もりの段階で確認しておくと安心です。
室内の空気が乾燥しやすい
冬場は暖房の使用などによって、室内の相対湿度が低下する場合があります。乾燥が気になる場合は、次のような方法で湿度を調整しましょう。
- 加湿器を使う
- 洗濯物を室内に干す
- 観葉植物を置く
ただし、加湿しすぎると結露の原因になることがあります。湿度計で室内の湿度を確認しながら、適度に加湿することが大切です。
施工方法によってはカビや結露が発生する
断熱材と壁の間にわずかな隙間が残ると、壁の内側で「内部結露」が起こり、カビにつながるケースがあります。目に見えない場所で劣化が進むため、丁寧な施工と計画的な換気が欠かせません。
家を建てる前に、気密測定を実施しているか、どのような換気システムを採用しているかなどを住宅会社に確認しておきましょう。
Q4: 高気密高断熱住宅を建てる際に押さえるべきポイントは?
高気密高断熱住宅を建てる際は、断熱・気密性能を数値で確認すること、換気システムを考慮すること、施工実績が豊富な住宅会社を選ぶことが大切です。
断熱・気密性能を確認する
「高気密高断熱」と書かれていても、住宅によって性能は異なります。比較する際は、次の数値や測定の有無を確認しましょう。
- UA値:断熱性能を示す数値で、値が小さいほど住宅から熱が逃げにくい
- C値(相当隙間面積):気密性能を示す数値で、値が小さいほど建物の隙間が少ない
- 気密測定:建物の隙間の量を実際に測定しているか
UA値は、断熱等級の基準が目安になります。例えば6地域(浜松市など)では、UA値の基準は断熱等級4が0.87以下、等級5が0.60以下、等級6が0.46以下です。一方、C値は断熱等級の評価に含まれないため、住宅会社が公表している数値と、気密測定を実際に行っているかを比べましょう。基準の詳細は、断熱等級を解説した記事もあわせてご確認ください。
株式会社幹工務店の「BRANCH BOX」は、標準仕様でUA値0.46以下・C値0.3以下の性能を確保しています。UA値0.46以下は、6地域における断熱等級6のUA値基準と同じ水準です。長期優良住宅を検討する際は、断熱・気密性能に加え、耐震性や耐久性などの認定基準も確認しましょう。
換気システムを考慮する
高気密高断熱住宅では、計画的に換気できる仕組みが重要です。換気システムには、給気と排気の両方を機械で行う「第1種換気」と、排気を機械で行う「第3種換気」などがあり、方式によって冷暖房の効率や空気の入れ替え方が異なります。
株式会社幹工務店では、ダクト式熱交換気システム(第1種換気)を標準装備しています。室内の熱を回収しながら空気を入れ替えるため、換気による熱損失を抑え、冷暖房の効率を維持しやすいのが特徴です。1年を通して快適に過ごしやすい住まいを目指せます。
施工実績が豊富な工務店・ハウスメーカーに依頼する
高気密高断熱住宅の性能を十分に発揮するには、断熱材の施工や建物の隙間をふさぐ作業など、施工の精度も重要です。住宅会社を選ぶ際は、施工事例や性能の数値を公開しているか、モデルハウスで住み心地を確かめられるかなどを確認しましょう。
株式会社幹工務店では、隙間なく施工しやすい吹き付け断熱を主に採用しています。
まとめ
高気密高断熱住宅は、外の暑さや寒さの影響を受けにくく、快適な室温を保ちやすい住宅です。冷暖房の効率が高まることで、光熱費の負担軽減やヒートショックのリスク軽減が期待できます。一方で、初期費用や乾燥、結露などの注意点もあるため、断熱・気密性能の数値だけでなく、換気システムや住宅会社の施工実績も確認することが大切です。
株式会社幹工務店では、隙間なく施工しやすい吹き付け断熱や、室内の温度変化を抑えながら換気する熱交換型の第1種換気システムを採用しています。夏は涼しく冬は暖かい、1年を通して快適に過ごせる家づくりをご提案しています。高気密高断熱住宅を検討している方や、断熱性能にこだわった家づくりに興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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