こんばんは♪幹工務店です。
工の工程をご紹介する「家ができるまで」のシリーズ。今回は外壁工事についてとり上げます。
サッシ工事が完了後、外壁工事に入ります。
まず、建物を水気・湿気から守るために、耐力面材の上に「透湿防水シート」を張ります。
次に、外壁材を取り付けるための下地材である「胴縁」を取り付けます。
そして、胴縁に外壁材を取り付けていきます。
外壁材で主に使われるのが、サイディングです。
サイディングには窯業系と金属系があり、金属系のサイディングは「ガルバリウム鋼板」に代表されます。
窯業系サイディングの場合は、これまで胴縁に釘で素材を留めていましたが、長年経つと釘の穴が大きくなって躯体に水が入り、
建物が傷みやすいことから、現在では、胴縁に金具を引っ掛けて取り付ける方法に変わりました。
その後、外壁の繋ぎ目や目地、サッシ部分の隙間に水が入り込まないように、コーキングを施します。
一方、金属系サイディング(ガルバリウム鋼板)の場合は、胴縁の上にパネル材を貼って、その上に鈑金を張り重ねていきます。
ガルバリウムは凹みが出やすい素材なので、リブ(波形の加工)が多いほど丈夫になります。
その他、外壁にリシンやジョリパッド、漆喰などの塗り壁を採用するときは、胴縁の上に下地用のパネルを貼り、素材を塗っていきます。
高性能な外壁材として知られるALCパネルは、
珪石、セメント、生石灰などを主原料とした軽量気泡コンクリートで、内部に気泡を含んでいるのが特徴です。
耐久性、断熱性、耐火性、遮音性に優れていますが、サイディングボードよりも素材のサイズが小さいので、
その分つなぎ目が多くなるため、コーキングでつなぎ目をしっかりと埋めることが大切です。
当社の施工事例もぜひご覧ください。
文:現場管理 金井俊樹