0%
2021.04.02

家ができるまで 〜その3:木工事〜

こんばんは幹工務店です。

施工の工程をご紹介する「家ができるまで」のシリーズ。今回は木工事について取り上げます。

木工事(もっこうじ)とは、木材を加工して建物の骨組みや木製の設備を取り付ける工事のことです。

木工事として扱われる作業は、基本的に大工さんが行います。

では、大工さんになった気分で木工事の内容を詳しくみていきましょう!

■土台敷き

建物の基礎ができたら、建物の骨組みをつくる前に、それを支えるための土台を敷きます。

基礎と土台、土台と柱をしっかりとつなぐことが、丈夫な骨組みをつくるための必須条件です。

上棟

事前に加工した柱・梁・桁などを組立てていきます。

そして、建物の最も高い部分が組みあがった時点をといいます。

屋根工事

上棟が終わったら、建物を雨などから守るために、できるだけ早めに屋根工事を行って屋根をかけます。

外壁の下地工事

外壁の下地となる構造用合板を貼ります。

空気は通して水は通さない防湿シートを貼り、その上に胴縁という板を打ちつけます。

この胴縁を下地にして外壁材が取り付けられます。

床工事

床板(ゆかいた)を支えるため、その上に、構造用合板を張ってからフローリングを接着し、釘を打って床に仕上げます。

根太と根太との間には床下断熱材を入れていきます。

サッシ工事

壁の工事にかかる前にサッシを取り付けなければならないため、

サッシを取り付けるために必要な下地材(まぐさ・窓台)をつくります。

階段工事

図面に基づき、階段をつくります。

階段は、形によっては高度な技術が必要な場所! 大工さんの腕の見せ所でもあります。

壁の下地材張り

クロスや塗り壁を施工するための下地材(石膏ボード)を張ります。

その他の木工事

棚やカウンター、造作家具などをつくり、設置します。

このように、大工さんは完成してから目で見ることのできる部分よりも、

骨組みや下地といった、完成後には見えなくなる部分を作る仕事が大部分を占めます。

たとえば壁にしても、大工さんが下地をきちんと作ってくれると

クロスや塗り壁をきれいに仕上げることができるので、

大工さんの腕ひとつで建物の見栄えが変わります。

また、大工さんは現場に長い期間滞在して作業をすることが多いので、

他の業者さんが仕事をしやすいように棟梁として気配りをしながら家づくりを進めていきます。

幹工務店の大工さんは、昔からの長いお付き合いのある人が中心で、

当社のトータルアドバイザー1人1人の趣向や仕事の進め方をよく理解してくれているので、

お互いにコミュニケーションを取りながら、スムーズかつ正確に工事を進めていくことができています。

一方、家づくりを大工さんに依頼する際には、

お瀬主さんとの相性や、現場への通勤距離を考えて大工さんを選ぶようにしています。

通勤距離があまり長いと、移動に時間を取られてしまうし、

現場と家の距離が近ければ、その分、大工仕事でひと手間をプラスすることができ、

結局はお瀬主さんのメリットにつながるからです。

また、なぜかどの大工さんも人が良くて、家づくりへのこだわりが強く、

楽しんで仕事をする人ばかりです。

類は友を呼ぶ・・・っていうことでしょうかね(笑)。

とにかく、どの大工さんも安心して木工事を任せられるかたばかりなので、

皆さんも安心して幹工務店に家づくりをお任せください♪

大工さんが精魂込めてつくった当社の施工事例もぜひご覧ください♪

https://www.miki1972.jp/case/

文:現場管理 角津 則人