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2021.03.09

住まいの花粉症対策は換気システムで!

こんばんは幹工務店です。

コロナ禍に加えて、いよいよ花粉症の季節を迎えました。

窓を開けて換気をしたいけれど、花粉が入ってきそうで開けられない・・・

そんなお悩みをお持ちのご家庭も多いことと思います。

そこで新築の際によく検討しなければならないのが、住まいの換気です。

新築の際には、家全体の空気を入れ替える「換気装置」を

住宅に設置することが義務化されています。

この換気装置によって24時間・365日常に換気を続けるので、

一般的には「24時間換気システム」と呼ばれています。

24時間換気システムには、次の4種類があります。

第1種 給気にも排気にも機械(ファン)を使う方法。

第2種 給気には機械を使い、排気は排気口だけを設けて自然に換気する方法。

第3種 給気には給気口だけを設けておき、排気側に機械を設置する方法。

第4種 給気・排気の両方とも機械を使わず、給気口と排気口の取り付け位置などを工夫することによって温度差や気圧差等を利用して換気する方法。

以上の4つのうちで、住宅でよく採用されているのは「第1種」と「第3種」です。

どちらかといえば、施工が容易で費用もリーズナブルな第3種を用いるお宅が多いですが、

最近は高気密・高断熱の住宅が増えた影響で、第1種換気システムを採用する例も増えています。

第1種換気システムの場合、天井裏に本体を吊り込むタイプと、

床下で熱交換や換気を行うタイプがありますが、当社では後者をよく採用します。

なぜなら、基礎のコンクリートの外側は外気の影響を受けやすいですが、

内側は年間を通じて温度変化が小さいため、効率よく熱交換や換気を行えるからです。

この方法を「床下換気システム」といいます。

それでは、床下換気システムにおける空気の流れを簡単にご説明しましょう!

基礎コンクリートの立ち上げ部分に設けた「吸気口」から、

外の新鮮でキレイな空気を床下に取り込みます。

このとき、フィルターによって外気からPM2.5や花粉などを除去します。

当社がよく採用している換気システムの場合は、

花粉除去率が99.8%PM2.5の除去率が98%です。

吸気した外の空気は床下にある本体を通って熱交換がなされ、床下空間を空気が循環します。

※熱交換とは・・・給気側の空気が持つ熱と、排気側の空気が持つ熱とを換気システムの本体に

ある熱交換素子を通じて交換・中和させ、柔らかな温度の空気を室内に取り入れること

室内給気口から各部屋にクリーンな空気が送られます。

一方、汚れた空気は各部屋の排気口(フィルター)を通って床下に至り、排気されます。

このとき、カビやダニ、埃、花粉なども一緒に除去されます。

「捨てる空気」はダクトを通って床下に集められ、熱交換素子を通って熱と湿度を回収してから、排気されます。

■床下換気システムで知っておきたいこと

床下換気システムは、汚れた空気と一緒に湿気も外に排出できるので、室内のジメジメ感がなく、快適に過ごせます。

また、本体に内蔵されている熱交換素子は、波型の特殊なフィルターに空気を通すことで

温度を安定させるだけなので、暖房や冷房ほどの温熱効果は得られません。

最低でも1階のLDKや2階の寝室に1台はエアコンを設置する必要があります。

また、この換気システムを用いる場合、吹き抜けがあると効果的です。

シーリングファンを回せば暖気や冷気を室内に行き渡らせることができます。

■まとめ

最近は、子どものアレルギー喘息が増加していると聞きますが、

その原因は住宅の高気密・高断熱化や換気不足によるものだと考えられています。

ダニやカビ、花粉、埃などのハウスダストは床上30cmに滞留しているため、

天井や壁にある排気ファンからではハウスダストを効率よく除去することができません。

しかし、床下換気システムのように、排気口が床面にあると、

ハウスダストを効率よく除去することができます。

家族の健康のためにも、家を建てるときは

高気密・高断熱の性能とセットで換気システムについてよく検討する必要があります。

換気システムをはじめ、住まいの性能や温熱環境のことでご不明な点がありましたら、

幹工務店まで遠慮なくご相談ください。

文:トータルアドバイザー 鈴木 哲和(一級建築士)