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子育てファミリーに最近人気の「ヌック(neuk)」とは?実際に設けるときのポイントをまとめました!

こんばんは幹工務店です。

ゴールデンウィーク真っ只中ですね!みなさん楽しんでいらっしゃいますか?

あさっての5月5日は子どもの日。子どもたちが元気に育ち、大きくなったことをお祝いする日です。

コロナ禍では子どもたちが思いきり遊べる機会があまりなかったかと思いますが、ゴールデンウィークには大空を悠々と泳ぐこいのぼりのように、のびのび過ごせるといいですね。

さて、そこで今回は「子ども」にちなんだ住まいの話題を取り上げます。

子どもたちが大好きな空間「ヌック」についてのお話です。

皆さんは「ヌック」という言葉を耳にしたことがありませんか?

最近、家づくりを計画している人たちの間で話題になっている言葉で、私たちも普段お客様と打ち合わせをしていて、「ヌック」に興味を示される方がちらほらいらっしゃいます。

では、ヌックとはそもそもどんな空間なのかということや、間取りに取り入れるときのポイントなどについてご紹介します。

■ヌックとは

ヌックの語源は、スコットランド語のイングル・ヌーク(Ingle neuk)。イングル・ヌークというのは、中世の石造住宅の暖炉のそばに設けた腰掛けのことです。現代では、建築用語として主に2つの意味があります。

1つ目は、こぢんまりとして居心地のいい場所

2つ目は、室内の一角に特別に作られた小部屋

欧米では、ちょっとした食事を取るための省スペースのことを「ブレックファースト・ヌック」、読書用の小スペースのことを「リーディング・ヌック」といい、よく取り入れられているそうです。日本では、コロナ禍でおうち時間が増えたことにより、若い世代の子育てファミリーを中心に人気が高まってきました。

ヌックには、あまり広い空間は必要とされません。むしろ、小さな空間だからこそ「こもり感」を楽しむことができ、自分時間を過ごしたり、子どもたちが秘密の隠れ家のようなワクワク感を味わいながら遊んだりできるのです。

■ヌックの条件

では、実際に住まいにヌックを取り入れる際にはどうしたらいいでしょうか?

そのポイントは主に3つあります。

スペースは2、3畳程度であること
②ドアなどで仕切らず、床を一段上げたり、天井を下げたりして特別な空間をつくること
③周りと内装を変えて特別感を演出すること

逆にいうと、これらの条件を満たす空間はどれも「ヌック」と呼ぶことができるので、リビングに設けた2、3畳の小上がりスペースも、畳を洋間にすれば「ヌック」といっていいでしょう。あるいは小上がり自体、和風のヌックと呼んでいいのかもしれませんね。

■ヌックの導入場所

ヌックは、次のような場所によく設けられます。間取りの際に参考にしましょう。

①LDK(リビング・ダイニング・キッチン)にヌックをプラス

LDKは家族のコミュニケーション・スペースであり、プライベートな要素はないのが一般的ですが、ヌックを一部に設けることで、プライベート感をプラスできます。また、LDKにヌックがあると、こもり感を楽しみながらも家族の気配を感じ取ることができるのもメリットです。

②階段下のヌック

階段下のデッドスペースをヌックにするのもおすすめです。特にリビング階段の場合は、リビングとのつながりを感じつつ、こもり感も演出できるので、子どもの遊び場やペットのお部屋など、いろいろな使い方ができます。

③窓際のヌック

窓のそばにベンチ風にヌックを設けるパターンも人気です。窓がそばにあるので、庭の景色を眺めたり、日向ぼっこをして楽しんだりもできます。

④リーディングヌック

書棚の一角にヌックを設けるのも、欧米ではよくあるケースです。書棚に囲まれたベンチのようなスペースにオシャレなクッションを並べて、好きな本を読み耽る・・・素敵なおうち時間を過ごせそうですね。

■ヌックを設ける際のポイント

次に、ヌックを設ける際のポイントをご説明します。

①どんなふうに過ごすかを考えておきましょう

ただヌックが欲しいから設けるのではなく、ヌックを設ける目的や、そこでどんなふうに過ごしたいかをよく考えたうえでプランしましょう。そうでないと、結局使われない無駄な空間になり、ただの物置になりかねません。

②空間をゆるやかに分けましょう

ヌックは完全に仕切らないで、他の空間とゆるやかにつながりを持たせるのがポイント。逆に言えば、つながりを感じながらも、他とは違う空間であるように差別化しなければなりません。例えば、建具のない入り口を設けたり、段差をつけたりすると、空間をはっきりと分けられます。ヌックだけ床材を変えるのもおすすめです。

③こもり感の心地よさを大切にしましょう

こぢんまりとして居心地のいい空間は、大人にとっても子どもにとっても心地いいものです。昔の日本のお茶室も、「にじり口」という狭い入り口を設けて、あえて「こもり感」を演出したように、こもり感の心地よさを大切にしましょう。

■ヌックのメリット・デメリット

次に、ヌックのメリット・デメリットについて考えてみましょう。ヌックを導入する際には、良い面がある一方、気をつけなければならない面もあります。実際に検討する際には、それらをよく踏まえてプランを考えましょう。

①ヌックのメリット

・大小メリハリのある空間をつくれる

・狭い空間ならではの「こもり感」や居心地の良さを楽しめる

・パブリックな空間でありながら、ヌックでプライベートなひとときを楽しむこともできる

②ヌックのデメリット

・階段下などのデッドスペースを利用する場合を除き、面積が余計に必要になる

・ヌックをつくる分、費用がプラスになる

上記でご説明したように、住宅の面積に限りがある中で、あえてヌックを設けるべきか、あるいはそれを収納スペースに充てるべきか、よく考える必要があります。ヌックを設けるとなると、換気設備や採光窓、照明器具、造作家具などの費用がかかる場合もありますので、費用面もよく検討しましょう。

幹工務店では、完全自由設計の住まいをご提供していますので、もちろんヌックもお客様のご要望に合わせて実現することができます。いつでもお気軽にご相談ください。

また、当社の施工事例もぜひご覧ください。

文:トータルアドバイザー 井草 雅康(二級建築士)

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