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2022.10.26

最近注目のセルロースファイバー!その断熱効果や防音効果をモデルハウスで体感しよう!

10月も終わりに近づき、朝夕に寒さを感じる今日この頃。冬の寒さ対策は準備万端ですか?

家づくりでも、冬の寒さに備えて設備を整えたり、機能を持たせることが大切です。冬でも暖かい家をつくるには、やはり「断熱材」が大きなポイントです。

8月末にオープンした当社の若林モデルハウスでは、断熱にこだわる人たちの間で注目されている「セルロースファイバー」を採用しています。 実際に、O B様のお宅でも採用し、「冬でも家の中がすごく暖かい」「冷暖房費を節約できるようになった」「結露が全くない」「外で雨が降っていても気づかないくらい、家の中が静か」・・・といったご感想をいただき、大好評です!

そこで今回は、セルロースファイバーについて詳しくご説明します。

■セルロースファイバーとは

セルロースファイバーは、新聞紙をリサイクルした木質繊維系の断熱材。原材料の約80%が新聞紙です。新聞紙は、木材をチップ状にし、そこから木質繊維を分離したパルプで作られています。そのため、セルロースファイバーも木材と同じような性質を持っています。また、新聞紙をリサイクルして作るので、環境にも住まう人にも優しく、アメリカでは最も採用されている断熱材です。

■セルロースファイバーの断熱性の高さに注目!

断熱材の効果を示す数値としてよく使われるのが、「熱伝導率」です。熱伝導率とは、熱の伝わりやすさを示す値のこと。つまり、熱伝導率が低ければ低いほど、熱が伝わりにくく、断熱材としての性能が高いことになります。

セルロースファイバーの原料である木質繊維の中には、自然にできた小さな空気の粒があります。皆さんもご存知のように、私たちの身の回りで最も熱を伝えにくいのは空気。セルロースファイバーの中には絡み合った木質繊維が空気の層をつくり、さらに、繊維1本1本の中にも空気が存在しています。これらの相乗効果によって、熱がいっそう伝わりにくくなるのです。このようにして、セルロースファイバーは高い断熱性能を発揮し、夏は涼しく、冬は暖かい住まいを実現できるのです。

■セルロースファイバーは他にも優れた特長が色々!

セルロースファイバーは、断熱性能がずば抜けているだけでなく、他にもさまざまなメリットがあります。セルロースファイバーを断熱材に採用するだけで、木の吸放湿性によって室内を適切な湿度に保つことができ、室内や壁体内部の結露やカビの発生を予防できます。それらをまとめると、以下のようなメリットがあります。

●湿気を吸収・放出し、室内の湿度を快適に保つことができる

●結露やカビの発生を予防し、建物の腐朽を防ぐことができる

●シロアリやゴキブリなどの害虫予防ができる

●防音性に優れているため、家の中が静か

●防火性能に優れ、火事にも強い

●新聞紙を再利用し、地球や人にやさしいエコロジー資源である

■セルロースファイバーには施工上のメリットも!

セルロースファイバーを施工する「デコスドライ工法」は、柱などに通気性のあるポリエステルの不織布を張り詰め、セルロースファイバーを送風機の空気と一緒に壁体内に送り込む「乾式工法」です。

線状のセルロースファイバーを吹き込むことで、隅々まで充填できます。そのため、断熱材の隙間から生じる熱損失や結露を防ぐことができ、セルロースファイバー本来の断熱性能を最大限に発揮できます。

このように、デコスドライ工法によってセルロースファイバーを壁体内の隅々まで詰め込むため、グラスウールの断熱材と比べると、圧倒的に隙間を作らずに施工できます。さらに、セルロースファイバーはグラスウールと比較しても湿気容量が極端に大きく、水をほとんど吸収しません。また、施工時に水や接着剤なども一切使用しないので、湿気によって壁の中で断熱材が下に落ちるということもありません。

このように、セルロースファイバーは、その優れた特性や施工上の利点から、国内においても採用件数が年々増加しています。

これから日毎に寒さが増していきますが、セルロースファイバーの断熱効果を確かめるにはちょうどいいシーズンともいえます。ぜひモデルハウスでセルロースファイバーの快適さをご体感ください。

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また、当社の施工事例もぜひご覧ください。

https://www.miki1972.jp/gallery/

文:トータルアドバイザー 佐藤敬太