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2022.12.01

失敗しない土地選びの秘訣とは?家づくりのプロが伝授する3つのポイント

幹工務店では、浜松市南区恩地町で新しい自社分譲地を開発中。詳しくは後日またお知らせしますが、4区画中2区画を建売分譲で、残り2区画を条件付き土地として販売予定です。そこで今回は、土地探しに関わる話題を取り上げてみました。

最近、「マイホームを建てたいけれど、希望の土地がなかなか見つからなくて大変」という話をよく聞きます。実際、土地探しをするのはなかなか大変な作業ですよね。そこで、良い土地を見つける秘訣をポイントを3つに絞ってご紹介します。

その1:希望の範囲はできるだけ絞って探そう

土地を探す際に、一番気になるのが、ハザードマップ。最近は異常気象による巨大台風やゲリラ豪雨も多く、実際に浜松でも大雨による浸水被害があったことから、地震に加えて浸水や土砂崩れなどの心配をする方も増えています。そこで、例えば「災害の被害を受けにくい場所ならどこでもいい」という条件にすると、候補の土地がたくさん見つかりそうな感じがしますよね。

でも、それが意外とそうではないのです。土地探しの範囲が広域になればなるほどいろんな候補地が出てくるので、逆にどこにするか絞るのが大変になります。あれこれいろいろ悩んでいるうちに、良い場所はすぐ売れてしまって、結局まだ振り出しに戻ってしまうことも・・・。モグラたたきのゲームと同じ感覚です。

ですから、例えば「子どもの学区を変えたくないので、この小学校の学区内で探したい!」という条件で土地探しをした方が、意外と早く良い場所が見つかったりするものなのです。エリアを限定すればするほど、なかなか土地が出にくいものなので、時間はかかるかもしれませんが、そこに焦点を絞ってアンテナを張り続け、物件が出てきたらすぐ手を挙げれば済む話なので、意外と悩まずに決めやすいのです。

また、土地がなかなか見つからないと悩んでいる方は、人気のエリアに目が行きがちではないですか?人気のエリアほど、当然のごとく他の人たちも関心を示しているので、獲得できる可能性が低くなってしまいます。自分たちの理想の条件が、絶対にその土地でなければいけないのか。理想の暮らしができる場所が他のエリアにないか、改めて考え直してみることも大事です。

その2:安い土地にすぐ飛びつかず、ちょっと考えよう!

土地を探していて安い物件が出ると、そちらにすぐ飛びつきたくなるものですが、ちょっと待ってください。もしかしたら、後ろに墓地があるとか、地盤に何か問題があるとか、上下水道が手前まで敷かれていないとか、ブロックの造成がされていないとか、崖条例に引っかかるということはありませんか?そうすると、購入後に地盤改良や上下水道の敷設、ブロックの造成などをしなければならず、余計な費用がかかり、結果的に割高になります。「近くの土地は高いけど、こっちは安いから」という理由で選ぶのは危険なので、よく考えましょう。

ちなみに、幹工務店ではお客様が候補の土地を見つけた場合には、契約する前にトータルアドバイザーが現地を確かめ、土地の条件をつぶさにチェックしています。そして問題点があれば必ずお客さまにお伝えするようにしていますので、まずはご相談ください。

その3:土地の形状や大きさにこだわりすぎないこと

土地が変形していたり、狭小地だったりすると、購入を敬遠しがちです。そのため土地の価格も安く設定されている場合が多いのですが、中にはとても条件がいい土地もあるので、そのあたりが狙い目です。例えば変形地だとしても、それを上手に生かして、お客さまの希望する駐車場の台数や、間取りの条件をクリアした家を建てることができます。それもやはり、家づくりのプロでしか判断できないことなので、やはり土地探しの段階からご相談いただきたいです。

また、浜松では、なぜか「土地は60坪以上ほしい!」というのがスタンダード。静岡市だったり、名古屋市だったりしたら、あり得ない条件なのですが、とにかく60坪を基準に土地を考える方が多いですよね。でも、北面道路で60坪だと狭かったり、逆に南面道路だと50坪あれば十分だったりもするので、土地の大きさで探すのはちょっともったいない気がします。

私たちに相談いただければ、あらかじめお客様が希望する駐車場の台数や庭の有無、間取りなどを伺った上で、「この広さでも十分に理想の家を建てられますよ」といったご提案ができるので、結果的に、理想の暮らしに合った土地をお得に購入できることになります。土地を坪数で頭打ちしてしまうと、その下に良い物件が眠っていても見逃してしまうことになるので、注意しましょう。

◇幹工務店の土地探し◇

当社でお客様の土地探しをお手伝いする場合は、まず、お客様が希望するエリアや住まいに対する要望などをヒアリングした上で、土地の情報収集を行います。当社には宅地建物取引士の資格を持つスタッフがいるため、お客様の情報を伝えておくと、条件に合った物件が出たらすぐに教えてもらえます。

良い物件が出たら、お客さまにご紹介する前に、まず自分で先に現地へ赴き、周囲の環境や、隣家のどこに窓が付いているか、道路状況はどうか、駐車場は何台くらい確保できそうか、日当たりはどうかといったことを事前に詳しく調査します。そして、これならいいなと思った物件をご紹介するようにしています。

私たちの家づくりは、まず敷地の配分から始まります。最初に、「駐車場が◯台欲しいからここまでは建物を建てられないな」、次に「日当たりも確保しないといけないから、ここまでは建物を建てられないな」といった具合に、敷地をどんどん削っていって、残った部分の範囲内で建物をプランするようにしています。なぜ、駐車場を最初に確保するかというと、道路との兼ね合いがあるからです。例えば、駐車場を確保するにしても、何度も切り返しをしないといけないとか、出し入れがしにくい配置だったら、毎日苦労することになりますよね。だからこそ、駐車場の配置を考えて土地を選んだり、建物をプランしたりすることはとても重要なのです。

幹工務店には、土地探しから家づくりのご相談にみえるお客様がたくさんいらっしゃいます。土地を選ぶ際には、家づくりのプロのアドバイスが成功の鍵を握っています。ですから、ぜひ皆さんも、まだ土地探しに着手していないからでも大丈夫ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

文:トータルアドバイザー 佐藤 敬太